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漢歌一首 対馬

薫風p53対馬.jpg

翼船渡玄洋
浅茅時雨換秋装
漫坡披紅裳
下島深湾百舟泊
自古堪称海之窓

 対馬は先祖の地でもある。息子がまだ小さい頃、彼にも見てもらいたいと思い一緒に行った。博多港からジェットフォイル(水面下の翼とウォータージェット噴流で走る高速フェリー)に乗って玄界灘を渡り約二時間で厳原(いづはら)港に到着し、島を車で回ってみた。後で調べると、『万葉集』に「百船(ももふね)の 泊(は)つる対馬の 浅茅山(あさぢやま) しぐれの雨に もみたひにけり」と対馬を詠んだ和歌があった。

[意訳]
水翼船に乗って 玄海灘を渡り
時雨(しぐれ)が降る浅茅山(あさじやま) 秋の服に衣替え
山のスロープが 赤いマントをはおっている
かつて百隻の船が停泊した 下島(しもじま)の深い湾内は
古来「海の窓」といわれていたのに相応しい

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