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漢歌一首 坪庭

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廊前小洞天
白砂雪見青竹垣
幽境方尺間
禅心静対風雨声
寥寂景中慕天然

白い寒水石に本格的な雪見(ゆきみ)型灯籠を買ってきて、日曜大工で浴室の前に坪庭を造った。湯に浸か
りながらライトが照らす小ぢんまりとした夜景を眺めると一日の煩悩が消え去り、なによりもいいのは屋外の雪・雨・風が直に小庭に注ぎ込み、時には落葉が舞い込んできたりもして、四季折々の変化をリアルタイムに感じ取れることにある。本当は「窓外」と書きたいところであるが、京都の情緒ある坪庭をイメージして「廊前」とした。「坪庭」ということばは中国語にはないが、日本庭園の象徴の一つとしてそのまま題名にした。

[意訳]
廊下の前に 小さな洞天
白い砂利に雪見と青い竹垣
一坪の間に幽境あり
風声雨音に面する 静かな禅の心
寂寥(せきりょう)たる景色のなか 自然を慕う
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